こんにちは、事務員です。
今週末の2月18日(日)は京都マラソンですね。
◆持久走とマラソンの違いは?
体育の持久走が苦手だったので、参加者の方々はすごいなと尊敬するばかりです。
そういえば持久走とマラソンって何が違うのかと思っていましたが、持久走は決まった距離はなく、定められた時間の中でどれくらいを走れるかで、マラソンはご存知の通り42.195kmと決まった距離を走るという事なんだそうです。
◆ところで京都マラソンの距離って、どうやって測っているのでしょうか?
調べてみると、国内の陸上競技のルールは日本陸上競技連盟(JAAF)というところが決めており、そこで測定方法も定めています。
まず距離を計測するにあたり、計測員という資格を持つ人が必要となるそうです。 マラソンの距離の測定に資格が必要とは驚きました。 (゚Д゚)
◆計測する場所は?
計測する場所は道のどこでも良いかというと、そうではなく、こちらも決まっていました。
基本的には歩道側の端から30cm車道側
左カーブは歩道側の端から30cm車道側
右カーブなら道路のセンターラインから30cm内側
S字カーブなら指定点を結ぶ最短ライン
簡易的ですが、図だとこういう事ですね。
左カーブ
右カーブ
S字
◆計測の方法は?
次に測り方ですが、自転車計測とワイヤー計測の2つがあります。
自転車計測は、「回転測定器」というカウンターを取り付け全行程を走るのですが、気象条件やタイヤの空気圧によって距離が変わってくるので、自転車を数台用意し、メジャーで測った400mの直線を走っては調整し、カウンターできっちり400mを測れるよう精度を上げてから計測開始となります。(誤差で短くならないよう、0.1%の距離が加えられているそうです)
次にワイヤー計測。
こちらは直径5mm、長さ50mのワイヤーを人が持って、50m歩いては印を付けて、進んではまた印を付けて…という気の遠くなるようなアナログな方法での計測。
どちらも昼間は交通量が多いので、深夜や夜明け前に行われているようです。
つい最近まで国内はワイヤー計測だったという事に戦慄しましたよ(((゚Д゚;)))
京都マラソンは2014年6月20日の更新で、自転車計測の様子が載っていました。
こうして計測し、日本陸上競技連盟に公認コースとして認めてもらえないと、選手の皆さんの記録が公式記録にならないそうです。
大変な道程を経てマラソン大会は開催されるのですね…!!