三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

新年度のお話。

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こんにちは、事務員です。

もうすぐ3月も終わり、新年度が始まりますね。(☌ᴗ☌)。

入学式まで桜がたくさん残っているといいのですが…。


◆意外とマイナーなスタート


そういえば、4月を新年度とする国は少ないそうですね。

多いのは9月始まりなのだとか。

ハリーポッターの一作目を映画館で見た時、当時はそのような知識がなかったので、すごく違和感を覚えたのを思い出しました。


そもそも年度とは、事務などの便宜のために区分した1年という事だそうで、 学校年度は4月1日から3月31日ですが、これは特に年度といえばこの期間!と決まっているわけではないのですね。(※国の支出・収入を区切って管理する会計年度は、法律で4月1日~3月31日まで!と決まっているそうです)

10月始まりの砂糖年度と言われるものもあるそうですよ。(・∀・*)

面白いのは「2017年」というと1月1日~12月31日を指すのに、「2017年度」というと一般的には4月1日~3月31日を指すところですね。


ところで、どうして学校の新年度は4月始まりになったのでしょう?(・ω・)?

調べてみると、江戸時代の教育施設の寺子屋では入学時期などは決まっておらず、個別でいつでも入って学ぶことができたようです。

その後、明治に入ってから西洋の文化が入ってきて、皆揃って入学・卒業の仕組みを取り入れ、日本でも9月に入学が始まりました。

…日本でも9月入学の頃があったとは驚きです(゚Д゚)


さらにその後、明治19年に国の支出・収入を管理する会計年度が開始されたのですが、お金がなくて期間が二転三転した後、イギリスにならって期間を4月~3月にしたことや、富国強兵で軍隊の入隊届の開始が4月なったことなどが重なり、国が「学校年度を揃えて!(>_<)」と指導するようになり、国から補助金などを貰っている学校は徐々に4月始まりに移行していき、それが定着したようです。


なぜ4月に入学式なのか、なんて疑問に感じたこともありませんでしたが、試行錯誤していた当時の日本の事情が絡んでいたのですね。(・ω・`)


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