三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

おおきにのお話。

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こんにちは、事務員です。

 

先日ドラマを見ていたら、主人公の女性がお客さんに「おおきに」と言っている様子が映っていました。

父もよく使う言葉なので、それはありがとうと感謝を述べる言葉であることは分かっているのですが、考えてみるとどう頑張っても「おおきに」と「ありがとう」って似ても似つかない言葉なうえに全く結びつかないので、ちょっと調べてみました。

 

◆「おおきに」のもとは、ありがとうでなない…??

 

「おおきに」とは、形容動詞の言葉である「おおきなり(大きなり)」という単語の連用形からきているそうです。

 

古文の授業で習ったナリ活用(なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ)というやつですね…。(ㆁ × ㆁ)

 

数学の連立方程式と一緒で、人生のどこで役に立つのかと思っていましたが、まさかこのような所で出会うとは…。

 

連用形とはなんぞや(・ω・`)??とお思いの方は、yahoo知恵袋でのご回答がとっても分かりやすかったので良ければご覧ください。

私には説明が難し過ぎるので…(^_^;)

⇒yahoo知恵袋:連用形とはどんなものか

 

少々脱線しましたが、「おおきなり(大きなり)」という単語は、ナリ活用の形容動詞です。

 

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ナリの連用形は「なり」と「に」という2つの言葉があります。

 

もうお察しかと思いますが、「おおき」+連用形「に」で「おおきに」という言葉が生まれたようです。

 

意味としては『非常に、はなはだ、大いに』(三省堂 大辞林より出典)

 

そしてこの非常に、大いにという意味あいに、感謝の言葉がくっついて、「大きに有り難う」という言葉で「大変ありがとうございます」と伝えていたようですが、それが徐々に短くなり、現在の「おおきに」で落ち着いたのですね。

 

主に関西で使用されている言葉かと思っていましたが、東北や九州の方でも使用されている言葉だそうです。(*☌ᴗ☌)。*゚

 

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