こんにちは、事務員です。 今年も折り返し地点に来ましたね。
この上半期は自分の中で大きなイベントがいくつかあったのですが、あっという間に過ぎていきました。
下半期も体調に気を付けながら日々を過ごそうと思います。(`・ω・´)
◆夏越の祓と茅の輪くぐり
さて、昨日は夏越の祓(なごしのはらえ)を行われる大原野神社にて、茅の輪(ちのわ)くぐりをしてきました。 夏越の祓とは、半年間の穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈る神事です。 そして茅の輪くぐりというのは、神社の方が茅(ちがや)という植物で大きな輪を編んでくださっているので、それを3回くぐって身を清め、穢れを祓うことをいいます。
茅の輪くぐりのほかにも、自分の穢れを移した人形(ひとがた)をお焚き上げしたり、川に流したりして清めるところも多いようです。
◆茅の輪くぐりの由来は?
ところで穢れを祓うのに、人形を用いるというのは納得できるのですが、どうして茅の輪くぐりというものが誕生したのでしょうか。
由来は日本神話にあると言われているそうで、スサノオノミコトが旅をしている時、とある兄弟に一晩泊めてもらえないかと相談したところ、裕福な弟さんは断りましたが、お兄さんは貧しいながらも手厚くもてなしました。
そんなお兄さんに、もし悪い病気が流行ったら、茅で作った輪を腰につけるようにスサノオノミコトは教えます。
そして疫病が流行ったとき、弟さんは病に伏せりましたが、茅の輪を付けていたお兄さんは無事だったので、その後ずっと繁栄しました、というのが始まりだそうです。
当時はこのお話のとおり、茅の輪は身に着けられるほどの大きさだったようですが、時が経つにつれて大きくなっていったようですね。
それにしても、顔も知らない方から一晩泊めて欲しいだなんて言われたら、裕福も貧しいも関係なく、誰だって「え!?」って警戒すると思いますし… 現在の感覚で考えると昔話はちょっと理不尽な事が多いですよね(^_^;)
◆京都には車用の茅の輪くぐりも。
交通安全祈願で有名な城南宮さんでは、観光バスも通れてしまう、全国でも珍しい車用の大きな茅の輪を用意していらっしゃるそうで、今日から7月7日まで受付をされておられますので、お時間のある方はいかがでしょうか?
⇒城南宮HP:祭礼と年中行事ー7月から9月