三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

収れん火災のお話。

こんにちは、事務員です。

西日本は梅雨が明けたそうですが、依然大雨の影響が強く残っていますね。

ニュースを見るたび胸が締め付けられるようです。

被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。


先日SNSを見ていると、お昼に寝ていたら布団が燃えたというお話を見かけました。

どういう事なのかと詳しく見てみると、窓から入ってきた太陽光が凹面鏡(おうめんきょう/お化粧をするときなどに使用する拡大鏡です)にあたり、それが布団に火をつけたようです。

左の窓から日光が入り、右の凹面鏡に当たって、窓の下にあったベットに日光が当たる図。
図のような形になっていたようです。


虫眼鏡のような凸レンズのもので火がつくことは何だか想像がつきますが、鏡で火がつくというのは吃驚しました。

このように太陽光を集めて火災に繋がったものは、収斂火災(しゅうれんかさい)と呼ばれていて、以前から火災の原因として少ないながらも一定数あるようで、注意が必要です。


ロンドンでは、高層ビルの窓が凹面鏡の役割を果たし、むかいにあった高級車の一部を溶かすという出来事もあったそうで、太陽の光がすごいという事を改めて知りますね。(・ω・`)

日本でも猫避けの水の入ったペットボトルが原因でボヤ騒ぎになったり、ステンレスのボウル、ガラスでできた置物、そして車のフロントガラスにぶら下げる為の小さな透明の吸盤が太陽光を集めて収斂火災に繋がったケースもあるそうです。


全く火のない所から火事に繋がるのは怖いですね…。(((゚Д゚)))

対策としては、出掛ける時には遮光カーテンを閉めたり、鏡を窓の方に向けない、ガラス製のものは窓際から遠ざけておく、などがあげられます。

夏より冬の方が火災が起きやすいそうですが、気を付けておきたいですね。


ところでこの発火の仕方、オリンピックの聖火の点火に使われているそうですね!

いつもマッチか何かで点火しているものとばかり思っていたので、こちらにも驚きました…(^_^;)


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