こんにちは、事務員です。
ニュースを見ていたら、最近は風疹(ふうしん)が流行っていて、特に妊婦さんに注意を呼び掛けていることを知りました。
以前はたしか麻疹が流行っていたな、とブログを振り返ると4月の記事でした。
今回は風疹について調べてみようと思います。
◆風疹とは
風疹ウイルスが原因となる感染症。
どこから感染するかというと、せきやくしゃみといった飛沫感染、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることで感染してしまう接触感染といったものが見られるようです。
残念ながら特別な治療法は確立されておらず、症状に応じた対処療法が基本とのこと。
症状が麻疹と似ているのですが、治まるのが麻疹より比較的早いので「三日はしか」という別名でも知られています。
ニュースで言っていたように、妊娠初期の方はお腹の赤ちゃんにも感染する恐れがあり、先天性風しん症候群と総称される障害を引き起こす可能性が出てくるので、注意が必要です。
◆症状について
潜伏期間は約16日~18日程度。
麻疹と同じく、せきや鼻水、倦怠感、発熱、リンパ節が腫れる、発疹などの症状が現れます。
小児よりも成人の方が重症化しやすい傾向にあるようで、稀に合併症を引き起こすこともあるようです。
児童・生徒に当たるお子さんが感染した場合は、学校保健安全法という法律で発疹が消えるまで出席停止と決められています。
◆ワクチンについて
現在は風疹ワクチンと、麻疹と風疹の両方に効き目のあるMRワクチン(麻疹:Measles、風疹:Rubella)というものがあるようです。
しかしすでに妊娠されていらっしゃる方はこちらのワクチンを接種することはできません。
何故かというと、この風疹ワクチンとMRワクチンは、弱毒化させた生きているウイルスを接種して免疫を得る、生ワクチンだからです。
弱毒化しているとはいえ、自ら風疹のウイルスを取り込む形になるので、投与できないのです。
ですので、特に免疫が不十分になるという妊娠一ヶ月、二ヶ月ごろの方は、手洗いをしっかり行い、人ごみを出来るだけ避ける、同居の家族の方に予防接種を受けてもらって身近な所からの感染を防ぐなどの方法を取りましょう。
もし発疹などの症状が見られた場合は、まずかかりつけのお医者様に電話で相談しましょう。
日本では1歳と小学校入学1年前の2回、予防接種を受けるように推奨しています。
京都市では風疹の抗体検査の助成、予防接種の料金を一部負担する制度を設けています。
妊娠を希望される女性を主に、同居されていらっしゃるご家族の方も接種できる事があります。
局地的に流行することがあるようですので、妊娠を希望される女性の方は特に注意が必要ですね。(>_<)