三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

模造紙のお話。

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こんにちは、事務員です。

先日ラジオを聞いていたら「模造紙」という言葉が出てきました。

出演者の方も仰っていたのですが、久しぶりに聞いた単語でした。(^∇^*)

小学校の時はグループ発表、あるいは委員会での催し物の時などに、大きい紙にあれこれマジックで書いて使ったものです。

「どうして模造紙って名前なんですかね」

出演者の方の一言に、そういえば確かに。と思って理由を教えてくれるのかと期待しましたが、解決しないまま番組が終わってしまったので、気になって仕方ない私は今回調べてみようと思います。(^_^;)


◆まず模造とは

模造 実物にまねてつくること。 出典 三省堂大辞林


という事は模造紙は、お手本に似せて作られた紙、という事ですね。


◆お手本になったものは…

調べてみると、まず明治時代に日本が大蔵省印刷局局紙(きょくし)という紙幣や証券を印刷するための紙を創りました。

原料はミツマタという植物を使用していたため、三椏紙(みつまたがみ)とも呼ばれる物です。

光沢があり、かつ丈夫でもある局紙は、1878年に行われたパリ万国博覧会に出品され、海外でも好評だったようですね。(・∀・*)

そんな中オーストリアの製紙会社が局紙に似せてミツマタの代わりに亜硫酸パルプというものを用いて安価で新しく紙を製造し、日本に輸出しました。

これを受けて日本の製紙会社もこのオーストリアの紙を似せて、品質を改良し、また新しい紙を製造しました。

この紙が現在の模造紙の原点となっているようです。


お手本にしたものがすでに模造紙だったという事ですよね…(゚Д゚)

まさかの由来でびっくりでした…!


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