三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

低温やけどのお話。

こんにちは、事務員です。

最近自室で使っていた遠赤外線ヒーターが故障したので、新しいものを購入しました。

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お世話になったヒーターイメージ図。

以前使っていた物は大体20年ほど頑張ってくれていたのですが、その間により少ない電力で、かつとても暖かくなるという進化を遂げていて、新しいヒーターを感動しながら使用していると。

暖かくなる足元に、かすかに痛みというか、痒みのようなものを感じました。

乾燥しているからかな?、と思っていましたが、どうやら性能が上がった事で同じ距離の場所に置いても軽い低温やけどになるようでした。

性能の良さが仇になるとは…!\(^o^)/


さて低温やけどですが、改めて調べてみると自身が考えていたよりも恐いものでした。

低温やけどというのは、普通に触っただけなら火傷をしないような、低温の熱源を長時間触ることにより発生する熱傷のことで、体温以上、60℃以下の熱源で起きるものが主にそう呼ばれるようです。

人間の皮膚は大きく分けて、表皮真皮(しんぴ)皮下組織の3層から出来ているそうなのですが、普通非常に熱いものに触れた時はすぐに離れるので、上の方にある表皮の層がダメージを受ける形になります。

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表皮のみの火傷。

しかし40℃ぐらいの心地よい温かさであれば、そのまま熱源に触り続ける事が出来ます。

そうすると、どんどん深い皮膚の層まで温められて、皮下組織の層まで到達します。

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低温に長時間当たり続けると、皮下組織まで温まります。

身体の奥まで温まって良いのでは?と軽く考えてしまうのですが、低温でも、皮膚の組織が損傷してしまうには十分な温度だそうです。

くわえて、表皮と違い、皮下組織の層は血の流れが乏しいそうで、熱をあまり逃がす事ができず、結果、表面上は大きな火傷には見えないのですが、その奥では重症となっていて、時間が経つにつれてどんどん火傷が進行し、気付いた時には皮膚が壊死して手術が必要になる場合も…。

正直、低温やけどをあまく見ていました…(゚Д゚;)


原因としては、私のように電気ストーブこたつ電気カーペットを長時間使っていて…、という事や、エコで注目されている湯たんぽを就寝時に使用したら…、というものが多いようです。

国民生活センター:低温やけどにご用心 見た目よりも重症の場合も

近年ではスマホを充電しながら使用していたら低温やけどを負った、という事もあったそうですよ。

調べていると、湯たんぽはカバーを付けても低温やけどの危険性は残るそうですので、就寝前に設置して布団を温めておいて、眠る時には布団から取り出してしまうのが良いようです。


ちなみに、温度が高くなれば、その分皮膚の内側が早く温められるので、低温やけどを負ってしまう時間も短くなる傾向にあるようです。

目安として、44℃なら約6時間、45℃なら約3時間、46℃なら約1.5時間といった具合で、50℃だとわずか3分程で受傷してしまう危険性もあるとのこと。

特に赤ちゃんや小さなお子さんは皮膚の層が薄く、低温やけどになりやすいそうですので、お気を付けください。


私は今年の冬もカイロのお世話になっているのですが、パッケージを確認すると、最高温度は63℃以上、平均温度は53℃の表示がされていました。低温やけどの注意書きもしっかり書かれていています。 今まで割と薄着の上にカイロ貼ってたので、今後気を付けます…!

暖冬とはいえ、まだまだ寒い日が続きますので、暖房器具による低温やけどには十分お気を付けくださいませ…!


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