三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

旧三井家下鴨別邸のお話。

こんにちは、事務員です。

岩倉からバスに乗り、出町柳駅前へ。

以前より気になっていた旧三井家下鴨別邸へと向かいます。(´꒳`*)

場所は出町柳駅からすぐです。

下鴨神社の鳥居のすぐそばに入り口がありました。


旧三井家下鴨別邸

まず三井さんとは一体どなたなのか。

建物の写真を拝見して気になってはいたものの、詳細は全く知らなかったので調べてみると、なるほど、三越三井銀行などで知られる財閥の方の別邸だったのですね。

主屋、茶室、玄関棟の3棟からなっていて、その成り立ちをパンフレットやHPで見ていたのですが、色々時代が交錯して混乱したので簡単にまとめてみました。

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下鴨別邸の簡易年表

※祖霊社(それいしゃ)

屋敷内の一隅または先祖に由緒のある地点に設けられた祖霊をまつってある小祠(しょうし)。社家などには古いものもあるが、多くは江戸末期の神仏分離運動で、持仏堂を廃して代わりに建立したものという。また、明治初期に氏神の境内に設けられた社で、氏子の祖霊を合祭したもの。

出典 三省堂大辞林 第三版

参考

旧三井家下鴨別邸 イベント情報・お知らせ|特集|カテゴリ別 観光情報|京都観光オフィシャルサイト - 京都観光Navi

旧三井家下鴨別邸 | 三井広報委員会


主屋は明治時代、茶室の一部はおそらく江戸時代後期頃、玄関棟は大正時代という事で、時代を越えた建造物が集まっているんですね。(^∇^*)

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3階建ての主屋

右側にちらっと映っているのが茶室になります。

一本だけ大きな木は、スタッフの方から聞いたところによると、主屋が移築される前から植えられていたそうです。樹齢何年なんでしょうか…。(゚Д゚)

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写真に撮れていないのですが、お庭が想像していたよりも広くてびっくりしました。ちょっとした散策が楽しめてしまう広さです!

一番左の写真は主屋の一階から撮影したもの。こちらのガラスも大正ガラスを使用されているそうで、岩倉で学んだ事がさっそくテストに出てきたような気分でした。

伺った時はお茶やかき氷などを有料で提供されており、みなさん涼みながらお庭を眺めていらっしゃいました。(^∇^*)

普段は主屋の2階、3階、茶室は非公開らしいのですが、今回は2階を公開されていらしたので、拝見することが出来ました。ちなみに茶室や主屋の一部はレンタルすることができるそうです。

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2階から撮影

1階やお庭を散策していた時には気づきませんでしたが、池がひょうたんの形をしていることがわかります。(・∀・*)


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期間限定で公開されていた、伊藤若冲さんが描かれた鶴図のレプリカも拝見することができました。


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室内の様子

ライトの傘が可愛らしくて、思わず撮影。(´꒳`*)

スタッフの方のお話を聞きながら、レトロな雰囲気を思う存分満喫しました。

3階は望楼となっているそうで、時折公開されている事があるようなので、また機会があれば行ってみたいと思います!(^∇^*)

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そろそろバスで移動しようと出入口に向かうと、台風が近づいて来ている日だったので、スタッフの方が忙しそうに対策を練っておられました。

あの大きな木が今後も倒れたりしないと良いのですが…。(・ω・`)


次は無鄰菴へと向かいます!


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