こんにちは、事務員です。
引き続き桂離宮のお話を。
見えている建物は松琴亭(しょうきんてい)です。
右の写真に写っている石の橋を渡るのですが、過去に何人か、カメラに夢中で池に落ちた方がいらっしゃったそうで、橋の上での撮影はご遠慮くださいとのことでした。(^_^;)
桂離宮には春夏秋冬、それぞれの季節が楽しめるように工夫されている建物があり、松琴亭は冬のことが考えられているようです。
写真左の床に溝がありますが、あれは石炉となっていて、お客様がいらっしゃるまでにお料理が冷めないよう、上の戸棚に入れて保温しておいたのだとか。
電子レンジやガスがない時代の知恵ですね。(・∀・*)
部屋の奥の市松模様が、経年劣化しているはずなのにとっても綺麗、と思っていたら最近張替えを行ったそうです。
日焼けしているものも味がありますが、本来の色が見えるのも良いですね。
ちなみに次回の張替えは30年ぐらい先だそうです。(゚Д゚)
ここから少し傾斜のある場所をのぼっていきます。
スタッフの方に足元の注意を促されつつ、着いたのは賞花亭(しょうかてい)。
こちらは峠にある春の茶屋をイメージされているそうで、桂離宮の中で最も高い場所にあるとのこと。
三方の窓からは緑が見えて、実際に山にいるような気持ちが味わえます。(^∇^*)
実は賞花亭、到着してから景色を楽しんでほしいと、わざと足元に注意しなければならない場所に作ったそうです。
見事に思惑にはまりましたよ…!(`・ω・´)b