三都BLOG

三都BLOG

京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

桂離宮のお話。2

こんにちは、事務員です。

引き続き桂離宮のお話を。

f:id:jimuin310:20200712171414j:plainf:id:jimuin310:20200712171521j:plainf:id:jimuin310:20200712171526j:plain

見えている建物は松琴亭(しょうきんてい)です。

右の写真に写っている石の橋を渡るのですが、過去に何人か、カメラに夢中で池に落ちた方がいらっしゃったそうで、橋の上での撮影はご遠慮くださいとのことでした。(^_^;)

f:id:jimuin310:20200713105836j:plainf:id:jimuin310:20200713105829j:plain
松琴亭のようす。

桂離宮には春夏秋冬、それぞれの季節が楽しめるように工夫されている建物があり、松琴亭は冬のことが考えられているようです。

写真左の床に溝がありますが、あれは石炉となっていて、お客様がいらっしゃるまでにお料理が冷めないよう、上の戸棚に入れて保温しておいたのだとか。

電子レンジやガスがない時代の知恵ですね。(・∀・*)

部屋の奥の市松模様が、経年劣化しているはずなのにとっても綺麗、と思っていたら最近張替えを行ったそうです。

日焼けしているものも味がありますが、本来の色が見えるのも良いですね。

ちなみに次回の張替えは30年ぐらい先だそうです。(゚Д゚)


f:id:jimuin310:20200714154746j:plainf:id:jimuin310:20200714160554j:plain

ここから少し傾斜のある場所をのぼっていきます。

スタッフの方に足元の注意を促されつつ、着いたのは賞花亭(しょうかてい)

こちらは峠にある春の茶屋をイメージされているそうで、桂離宮の中で最も高い場所にあるとのこと。

三方の窓からは緑が見えて、実際に山にいるような気持ちが味わえます。(^∇^*)

f:id:jimuin310:20200714161833j:plainf:id:jimuin310:20200714161839j:plain

実は賞花亭、到着してから景色を楽しんでほしいと、わざと足元に注意しなければならない場所に作ったそうです。

見事に思惑にはまりましたよ…!(`・ω・´)b


三都住建株式会社HP