三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

京都迎賓館のお話。

こんにちは、事務員です。

御苑の敷地内にある京都迎賓館で、夜間拝観が4日間限定で行われると聞き、とっても気になったので行って来ました。

公式HP:京都迎賓館 | 内閣府

観覧するまでの前置きがとっても長いので、こちらからジャンプして下さい。(・∀・*)

◆前置き

日が沈んでからの京都御苑に行った事がなかったのですが、敷地内って真っ暗になるんですね。(^_^;)

街灯は一応あるんですが、一つに任せる範囲が広すぎるというか…。でもそのおかげで星が綺麗に見えましたけども。(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ

時折スマホのライトで足元を照らしつつ、地下鉄の駅から歩くこと20分。

ようやく立て看板がありました。

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外が冷えるせいか、左側が汗をかいていて文字が読めなくなっています。(^_^;)

敷地に入る門前では、ピシッとしたスーツ姿のスタッフさんが数名いらっしゃって、何だか今まで行った夜間拝観とは違った雰囲気です。

挨拶をして、ドキドキしながら門をくぐろうすると、その前にスタッフさんに呼び止められて注意事項のお話が。

  • 中の観覧には料金が必要であること。

  • 荷物はロッカーに預けてから観覧することになること。

  • 警備上、金属探知のゲートをくぐる事になること。

  • 地下では写真撮影禁止。地上は撮影OK。

などなど、いくつかお話を聞きました。

最後にSNSへの投稿は大丈夫という事を確認して、いよいよ足を踏み入れます。(;`・ω・´)ゴクリ…


まずは地下へと続く道を進みます。どうやら駐車場のようです。

道なりに進むと、金属探知のゲートが用意されていました。

見送りに空港に行った事はあるけれど、実際に飛行機に乗った事のない私は正直どうしたらいいか分からなかったので、あたふたしながら警備員さんに荷物を預けて、ゲートを潜ります。

( ´꒳`).。〇(そういえば漫画のヨルムンガンドでヨナのお尻に銃弾が残ってるから、いつも金属探知のゲートに引っかかるっていうくだりがあったなー)


赤く光るランプ。


あっこれ引っかかったのでは??\(^o^)/

大丈夫だろうかと冷や汗をかいていると、女性の警備員さんが来てくださって、ベルトのバックルに反応していた事が判明。

そういえば身に付けてました、金属…。( ꒪﹃ ꒪)


次にチケットを購入します。大人一人1500円です。

それが終わると荷物をロッカーに預けます。使用後100円が戻ってくるタイプでした。

後日HPを確認すると、両替機はないので100円をご持参くださいと表記してあって、小銭があって良かったと妙にほっとしました。(^_^;)

さぁ、スマホだけ持っていざ拝観です。(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ

あ、お手洗いが利用できるのも地下のみとなっておりますので、お気を付けください。


◆迎賓館の中へ

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迎賓館の正面玄関。

スロープを上って地上の迎賓館に付くと、玄関横のロッカーに入っているスリッパに履き替えて、スタッフさんの諸注意を聞きます。

置いてある調度品や建物に触れる事はもちろん、フラッシュ撮影、筆記用具でメモを取るなどの行為も禁止という事で、迎賓館を美しく保つために細心の注意を払っていらっしゃるんだろうなと感じました。

館内に入ると、何だか厳かな雰囲気に背筋がぴっと伸びるような気分でしたね。(・∀・*)


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玄関に置かれている花器。


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おしゃれな間接照明。折り紙をイメージされていらっしゃるそうです。

館内は私のほかにもお客様が観覧していらっしゃったのですが、なんだかスマホのシャッター音を立てるのが申し訳なくなるほどに皆さん集中してご覧になっていたので、出来るだけシャッター音を抑えられるアプリで撮影しました。


聚楽(じゅらく)の間

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鮮やかな色の椅子や、緻密なつくりの飾り台が目を惹きます。

「聚」という字は寄り集まるといった意味があるそうで、心が安らかで楽しい事が集まる場所、という意味で聚楽の間と呼ばれているそうです。(・∀・*)

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夕映の間に続く廊下。


夕映の間

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西側の壁面装飾。

画像が粗くて分かりにくいと思うのですが、この壁面装飾は綴織り(つづれおり)という技法で織られた織物だそうで、説明を読むまで気付かなかった私は度胆を抜かれました。(゚Д゚)

大きさは縦2.3メートル、横8.6メートル。

向かいの東の壁面も同じように織物が飾ってあり、上記の画像は愛宕山に夕日が沈む様を描いた「愛宕夕照(あたごゆうしょう)」、向かいの東側には比叡山を月が照らす様を描いた「比叡月映(ひえいげつえい)」があります。

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日本の四季をイメージした螺鈿飾り台も素敵です。(´꒳`)


藤の間

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まず大きさにびっくりする壁面装飾。

こちらも先ほどと同じく織物なのですが、縦3.1メートル、横16.6メートルと非常に大きく、圧倒されました。


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ぴかぴかに磨かれた食器たち。右は舞台となっていて、舞や能、雅楽などを披露されるそうです。


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高級感が漂う几帳。

この几帳には、漆(うるし)、錺金物(かざりかなもの)、鋳金(ちゅうきん)、羅織物(らおりもの)、京繍(きょうぬい)、京組紐(きょうくみひも)という6つの伝統技能が使われて製作されているそうです。( ꒪﹃ ꒪)


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桐の間に行く手前の厨房も激写。


桐の間

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正座に慣れないお客様のために掘り炬燵式になっているそうです。

テーブルも座椅子も漆でぴかぴかのつやつやです。(^∇^)

ある程度距離がないと、正面から撮影すると鏡のように自分が写りこむので、写真撮影に四苦八苦でした。(^_^;)

ところで座椅子の背や襖に似たような柄があったので不思議に思っていたのですが、これは「五七の桐(ごしちのきり)」と呼ばれるもので、明治時代から日本国政府の紋章として使用されているものとのこと。

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五七の桐。左は全ての座椅子の裏側に描かれている絵柄なのですが、葉の色が少しずつ違うそうで、同じ模様がないとのこと。


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部屋と部屋の間の廊下も素敵なんです。(^∀^*)

廊橋(ろうきょう)

最後に、庭園にかかっている廊橋を渡ります。

厚着+室内の暖房で少し暑かったので、外に出た瞬間ひゅっと冷たい風を感じてとても心地良かったです。

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廊橋の様子。天井が特徴的ですね。

船底をひっくり返したような形状の天井なので、船底天井と呼ばれているようです。


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水面に映る様子が綺麗です。錦鯉が沢山泳いでいました。(^∇^)

暗くて気付かなかったのですが、この廊橋を境に、右と左で水深が変わっているそうです。

深い方には舟も用意してあり、海外からのお客様に舟遊びを楽しんでいただけるようですね。(´∀`).+゚


あとどうでもいい事なのですが、この廊橋のライトが当たっていない真っ暗な水辺の所に水鳥らしきシルエットが見えたのですが、全く微動だにしなかったので、置物だったのか野生だったのか凄く気になりました。(^_^;)どっちだったんだろう…。


さて、迎賓館には初めて行ったのですが、感嘆の息が漏れっぱなしでしたね。

後日公式HPを見ると、観覧がさらに面白くなりそうな見所が色々と記載されていて、もっと早く確認しておくべきだったと後悔しました。事前調査は大事ですね…!(>_<)

またお昼に行きたい場所の候補が増えました。(•̀ᴗ•́)و ̑̑ぐっ


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