こんにちは、事務員です。
最近、他府県に住む友人に「京都って左右あべこべじゃない?」と言われました。
なんのこっちゃと話を聞いてみたら、地図で京都を見ると左に右京区とあり、右に左京区とあったから、とのことでした。
言われてみれば…!(゚Д゚)
◆視点を変えてみよう。
気になったので調べてみると、このお話の起源は平安時代までさかのぼるようです。
鳴くよウグイスの語呂合わせで覚えた平安京は、南北5.2km、東西4.5kmの長方形の都城で、北端の中央に天皇の所在を含む大内裏(だいだいり)があります。
その大内裏から南に伸びる「朱雀大路」という大きな道を境界にして、左京、右京と呼ばれていました。
北を上とすると、左右が逆ですよね。
しかし天皇から平安京を見たとき、東が左京、西が右京になるんですね。
180°回転して、天皇の視点にしてみると…
という事で、左にあるのに右京、右あるのに左京というのが現在も残っており、地図上では北が上になるので、ちょっと変に感じるようです。
それにしても、794年から現在まで色んな事があったでしょうに、名前が消えることなく残っているなんて凄いしか言葉が出てきません(゜-゜)