三都BLOG

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京都にある不動産屋さんの事務員初心者が、日頃気になること、住まいのこと、京都のことをゆるく綴っています(・∀・*)

モダン建築の京都のお話。

こんにちは、事務員です。

粟田神社南禅寺永観堂を巡り、少し早い秋を感じたところで、

この日のメインである京セラ美術館へ赴きました。

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目的は、12月26日まで開催されている「モダン建築の京都」という展覧会。

パステルカラーが可愛らしいポスターを所々で目にして、気になっていました。(・∀・*)


昨年に京セラ美術館としてリニューアルしてから初めて訪問するので、

そういった意味でも最初からドキドキワクワク。

チケットの購入と一緒に、音声ガイドの機器もお借りしようとしたのですが、

最近は貸出ではなく、自分のスマホで聞くのですね。

これもコロナの影響でしょうか。初めてのことで驚いてしまいました。(゚Д゚)


会場には模型や家具、大きな建築図面、

さらに建築家さんにもスポットを当て、

その方の人となりが見えるような品物も展示してありました。

中には写真撮影が許可されているものもあったので、いくつか撮らせていただきました。

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ロココ調のS字型の椅子。

変わったデザインだなと思いつつ、音声ガイドを聞いていると、

密談椅子とも呼ばれていました、という一言。

なるほど。お互い背中越しだと、一見会話しているようには見えませんね…!

果たしてどういった経緯でこの椅子が作られたのかも気になる所です。


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手記の中身は、当時どんなことを考えていらっしゃたのかが垣間見えて、

非常に興味深かったです。

思わずふふっとなったのは、伊東忠太さん*1のもの。

妖怪が好きだったそうで、さまざまな妖怪が描かれていました。

それは建築物にもしっかり落とし込んでいらっしゃって、

祇園閣にあるガーゴイルのような照明が写真で紹介されていました。

祇園閣は来月に特別公開されるそうなので、これを機会に伺ってみようかと思案中です。(^∇^*)


京都には寺社仏閣が多いイメージが強かったので、

近代建築が想像よりもずっと多く息づいていたのがびっくりでした。

建物をめぐる音声アプリも楽しそうだったので、

またのんびりお散歩しながら遊んでみようと思います。(´∀`).+゚



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*1:(伊東 忠太(いとう ちゅうた、1867年11月21日(慶応3年10月26日) - 1954年(昭和29年)4月7日) は、明治から昭和期の建築家、建築史家である。号は紅雲。位階・勲等・学位・称号は、正三位・勲二等瑞宝章・工学博士・東京帝国大学名誉教授・早稲田大学教授。出羽国米沢(現山形県米沢市)出身。米沢市名誉市民第1号。 出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)