こんにちは、事務員です。
先日、帰宅途中に甘い良い香りがするなーと思って周囲を見渡してみたら、金木犀(きんもくせい)が咲いていました。
徐々に涼しくなって秋を感じますが、こういう所でも秋を感じてほっこりしました。(・∀・*)
◆金木犀とは?
モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹だそうです。
モクセイ科は他にジャスミンやオリーブなどがあるようで、良い香りがするものが多いイメージですね。
そして「常緑小高木樹」はまず読み方から不安なのですが、恐らく「じょうりょくしょうこうぼくじゅ」と読むと思われます。(^_^;)
一年中葉っぱを付ける木で、大体5m~10m未満の丈を指すようです。
私が見かけたものは3mぐらいの木でしたね。
◆金木犀の由来は?
金木犀の「犀」←この字、あまり見たことがなかったので、今回名前の由来を調べて驚きました。
この漢字は「サイ」と読むんですね…!
意味は動物のサイです。あの角があって、つぶらな瞳が何だか愛くるしいサイです。
それにしても、サイって世界中で5種類しかいないんですね…(゚Д゚)
と、サイのお話はちょっと横に置いておいて、木犀というのは樹皮がサイの皮膚に似ているから付いたそう。
ではなぜ金のなのかですが、実は金木犀は銀木犀と呼ばれる植物の変種だそうで、銀木犀が白い花を付けるのに対し、金木犀は橙の花を付ける事から金と呼ばれるようになったとか。
銀木犀という花があるとは知りませんでした!
京都では有名な所でいうとお人形供養で知られる宝鏡寺さんや、紅葉が綺麗な鹿王院さんで銀木犀が観られるようです。
◆金木犀は実をつけない?
そういえば金木犀の花はたくさん見かけるのに、実は見たことがないなと思ったのですが、これは雌雄異株(しゆういしゅ)ということで、実を付けようと思うと雌株と雄株が必要なのですが、日本には雄株のみが伝えられたので、実を付ける事はないそうです。
毎年秋を身近に感じる金木犀ですが、知らない事がいっぱいでした。(゚Д゚)