こんにちは、事務員です。
昨日は敬老の日でしたね。
発祥の地は兵庫県で、もとは村の敬老会を催した日だったそうです。
催し物の日から国民の休日になるなんて大変身ですね。(^∀^*)
そういえば以前から、敬老の日は一体何歳からお祝いしたらいいのかと思っていましたが、特に年齢は決まっていないのですね。
還暦である60歳からかなと、ぼんやり考えていたのですが、法令的には65歳以上の方を高齢者としていますので、ここを目安にするといいのかもしれません。
ところで、還暦のように長寿のお祝いがありますが、私は他に米寿と白寿ぐらいしか知らないので、これを機にちょっと調べてみます。
まず知らなかったのですが、お祝いする年齢は基本的に数え年でお祝いするのですね。
以前は年が明けると皆一緒に年齢を重ねる数え年が普通だったそうなので、それが残っているのかもしれません。(・∀・*)
少し前にブログで年齢のお話を書きましたが、数え年は簡単にいうと現在の年齢に+1をすると算出できます。
現在は満年齢でお祝いする事も増えているそうですので、あまり気にしなくてもいいのかもしれませんが。(^_^;)
●還暦:かんれき…(数え年61歳、満年齢60歳)
60年で干支が一回りして、再び生まれた年の干支に還るので、こう呼ばれるようになったそうです。
ずっと、ね、うし、とら…という十二支がぐるっと回って元に戻ってきたから、と思っていましたが、これは誤解なんですね。ㆆ﹏ㆆ
干支は十二支「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12種類がよく知られていますが、実はもう一つ、十干(じっかん)と呼ばれる「甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)」の10種類の組み合わせからなっており、合計すると60種類の組み合わせが出来るそうです。
この組み合わせが60年で一回りするので、60歳で還暦と呼ばれているのですね。(゚Д゚)
ちなみに2018年は戌戊(つちのえいぬ)という組み合わせになっています。
古希(古稀):こき…(数え年69歳、満年齢70歳)
中国、唐の時代の詩人である杜甫(とほ)という人の作品の一節にある「人生七十古来稀なり」に由来しているそうです。意味は「70歳まで長生きする人は昔からとても少ない」。
日本でも明治~昭和の中ごろまでは平均寿命が40~50歳前後だったようなので、70歳を迎える方はまれだったのですね。
喜寿:きじゅ…(数え年76歳、満年齢77歳)
「喜」という漢字を草書体(速く書くことが出来るように省略した漢字)が七十七と読めることから喜寿となったそうです。
草書体が書けるアプリで「喜」と「七十七」を書いてみました。
喜という漢字が全く読めない…!!(゚Д゚)
七十七って読んだ昔の人はすごいと思います…。
傘寿:さんじゅ…(数え年80歳、満年齢79歳)
俗字と呼ばれる正式な文書では用いられない字で傘という字を書いた時、「仐」と書くので、それが八と十を重ねた形に見えることから80歳は傘寿とされたそうです。
米寿:べいじゅ…(数え年88歳、満年齢87歳)
「米」という漢字を分解すると八十八になることから米寿と呼ばれるそうです。
卒寿:そつじゅ…(数え年90歳、満年齢89歳)
こちらも俗字で卒という字を書いた時、「卆」と書くので、それが九十と見えることから90歳は卒寿とされたそうです。
白寿:はくじゅ…(数え年99歳、満年齢98歳)
「百」の漢字から一を引くと、「白」の漢字になるので白寿と呼ばれています。
考え方がなぞなぞみたいで、由来を聞いてから忘れられません。 (^∀^*)
百寿:ひゃくじゅ・ももじゅ…(数え年100歳、満年齢99歳)
百歳であることから、ストレートに百寿と言うそうです。
また、百年は1世紀でもあるので、紀寿(きじゅ)とも呼ばれるとのこと。
茶寿:ちゃじゅ…(数え年108歳、満年齢107歳)
「茶」という漢字を分解すると八十八、十、十と考えて合計108になるので、茶寿と呼ばれるそうです。
当時は脳トレやクイズ番組なんてなかったでしょうに、分解したらこう読めるという発想がすごいです。
皇寿:こうじゅ…(数え年111歳、満年齢110歳)
ここまでくると、もはやお馴染み漢字分解シリーズ。
「皇」という字を分解すると、白は白寿の九十九、王は十、一、一と考えて合計111となるので皇寿と呼ばれます。
大還暦:だいかんれき…(数え年120歳、満年齢119歳)
二回目の還暦ということで、大還暦と呼ばれるようです。
思っていたより沢山あってびっくりしました。
ちなみに日本で一番長生きされた方は117歳だそうですね。(゚Д゚)
何だか凄すぎて想像が出来ません。(^_^;)